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ドッスン座りになっていませんか?

はじめに

皆さん、こんにちは!
鍼灸・マッサージ師の金本(カナモト)です。

今回はドッスン座りについて。
ドッスンと言う言葉を聞くと、重い物が落ちるイメージがありますが
今回は座る様子のお話。
その座り方には、どのような危うさが隠れているのでしょうか?

ドッスン座りとその要因

ドッスン座りを言葉で説明すると、椅子などに座る時に途中から身を投げ出して、勢いよくドスン!と落ちるように座る状態を言います。
この座り方は年齢が若い場合、単なる「座り方」と片付ける事ができますが年齢が上がるにつれ、話が変わります。
ドッスン座りの原因として
・ご本人の習慣(無意識)で行っている
・筋力不足や低下
・腰や膝などの痛みからくる姿勢保持の限界
・手すりの有無、座面の高低などの椅子のデザイン

などの要因が1つまたは複数合わさって起こる事があります。
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なぜ危ういのか?

ドスンと勢いよく座る事には少なくとも2つのリスクがあります。それは
・骨折
・転倒、転落
などがあり、骨密度も同時に低下していると上記の主な原因と合わさって、ドッスン座りが圧迫骨折の原因となる事があります。
また、勢いよく座ることになりますので
・不安定な椅子
・座面の狭い椅子
・キャスター付きの椅子
などの使用は、転倒や骨折を含めたそれ以外のケガのリスクが高まります。
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まとめ

いかがでしたでしょうか。
身体的な問題だけでなく、無意識や椅子によっても起こりうる「ドッスン座り」。
圧迫骨折を引き起こすと骨折が治るまでの間、場合によっては長期間、私生活と身体活動に大きな支障をきたします。
是非、座る時はドッスン座りに気を付けつつ、定期的な骨密度の測定をお勧めします。

画像利用:photoAC
2024年02月15日